「ハラール対応調理講習会」開催移行にあたってのご挨拶
<ハラール対応調理講習会の主催が変わりました>
観光立国に向けて近年、日本は、海外からの渡航客を多く受け入れており、2025年の大阪関西万博までにその数は約3000万人以上に達するのではと目されています。欧米や中国・韓国・台湾などおなじみの国からの訪日にはさしたる問題は生じないのですが、殊イスラム教徒が多く住む国の観光客を受け入れるためには、日本料理界として整備が必要となって来ます。彼らは、宗教上の理由から豚肉やアルコール類が口にできず、和食においてもそれらの素材が使えないばかりか、みりんや煮切り酒といった調味料もままならなくなります。
急増するムスリムに配慮し、ハラール対応した日本料理を提供するべく、大阪府日本調理技能士会の会長・室田大祐がそれに則った調理法や食材・調味料の吟味を研究して来ました。2019年より、(一社)全国日本調理技能士会連合会「ハラール調理講習会」を実施。それに受講した方々にハラール調理師認定書を発行してまいりました。
足かけ15年、一般社団法人全国日本調理技能士会で行って来た「ハラール調理師講習会」を、令和6年(一社)ムスリムフレンドリー国際協会に主催を移し、これまで同様に大阪府日本料理技能士会が主となって開催する運びとなりました。これは急激に増加するムスリムに対し、日本料理の整備を急ぐことに起因したものです。
つきましては、これまで発行していました修了証も継続できるよう手続きいたしますので、ご安心くださいますようお願いいたします。
☆まだ受講されていない皆様には、一般社団法人ムスリムフレンドリー国際協会が、今後、年に数回の割り合いで「ハラール対応調理師講習会」「ハラール特殊研修」を開催しますので、それを受講いただければハラール対応の調理を大阪府日本調理技能士会 室田、 ハラール特殊研修を ムスリムフレンドリー国際協会 理事長 キーフ ウォンキッドがご指導させていただきます。
大阪府日本調理技能士会会長・室田大祐